━ ━
━━━
━ ━
━ ━
━ ━○
━ ━
<爻辞>
「之れに比するに内よりす。貞吉」
<読み方>
これに ひするに うちよりす。ていきち。
<爻辞の意味>
「真心や正しさをもって自ら進んで相手と親しくするから吉」
親しむこと、助け合うことを説いたこの水地比の卦(か)において、この二爻は正しさと真心をもって、正しい相手と親しくすることができる爻です。
このようであれば吉を得られます。
「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。
また、下記の
「加藤大岳述 易学大講座」の要約も、ぜひ併せてお読みになり理解を深めましょう。
<説明の要点>
この二爻は、五爻と応じています。
しかも五爻は、剛健中正で、比の主となるに最も相応しい爻であり、またこの二爻は柔順中正で、その相手として最上です。
このように非常に適した組み合わせであるので、その親しさもひとしおで、他に心を移すこともない。
五爻は外にあり、二爻は内にいて、二爻が内から親しみを求めるのですから貞にして吉なのです。
ただ一筋に迷うことなく五爻に親しむので、失うものもなく吉を得られるのです。
(加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)