たっかかく4

独学者のための易経解説
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沢火革 四爻

たっかかく よんこう
まずは、やさしい解説から

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<爻辞>
「悔い亡ぶ。孚有りて命を改む。吉」

<読み方>
くい ほろぶ。まこと ありて めいを あらたむ。きち。

<爻辞の意味>
「悔いるようなことはない。信頼を得て改革する。吉」

「沢火革」とは「改革・革命」について説かれた卦(か)です。

そんな中この四爻は、まさに今、改革を行う時にあたっています。

周囲から信頼され改革を行うことができ吉だと言っています。

そのため悔いるようなこともありません。


「占った事柄」と「上記の説明」を、スライドガラスを2枚重ね合わせるようにして解釈してみて下さい。

また、下記の
「加藤大岳述 易学大講座」の要約も、ぜひ併せてお読みになり理解を深めましょう。


加藤大岳述 沢火革 四爻

<説明の要点>

この四爻から外卦へ入ります。

改めるべき目標に入って来たわけであり、時から言えば改革に着手する時…卦辞で言う「已る日」となったということです。

「悔い亡ぶ」とは、革めなくてはならない欠点を革め失くさせることであり「孚あり」とは、それを行うにあたり邪欲利心をもってするの

ではなく、公明な真心をもってすることです。

さらに「命」というのは、否の四爻にもありました、あの「天運」のことで、天機が転換するのだと見ています。

このようにして吉を得られるのは、それが天運であると思えるほどに、やむにやまれぬ正しい志に発し、人も願い欲する所であってこそなのです。

加藤大岳述 易学大講座 現代語要訳)


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